清流川辺川。球磨川下り。球泉洞。僕にとっての人吉は、夏休みに行く、自然の遊園地といったところだった。
熊本から人吉までのドライブは、深い山と谷をいくつも越えていくもので、早く着かないかな、早く着かないかなと、いつも思ってました。
大人になって人吉の街中を初めて歩いたとき、人吉の自然、それしか知らなかった僕は、人吉の新たな魅力に出会いました。
温泉街というと、たいてい人里離れた場所にあって、温泉と宿と食と自然。それらを味わうものです。
しかし人吉には、駅前のビジネスホテルに温泉がある。銀行があって、ビルがあって、飲食店や飲み屋街があって、歴史ある温泉宿がある。
少し歩けば、雄大な球磨川が、都市と自然を混ぜ合わせ、川沿いに宿が立ち並ぶ。
お酒が好きな僕にとっては最高の都市だといえます。山深い宿では、酔ってしまうともう動けない。
人吉だったら、球磨焼酎をたしなんで、青井阿蘇神社を参拝して、球磨川のほとりでひと休み。腹が減ったらウナギがあるじゃないか!夜になれば、赤提灯に吸い込まれればいい。
そして温泉に入る。人吉は大人も子供も魅了する。
日本でもっとも豊かな隠れ里。人吉を、今回は歩きます。
集合場所は白岳伝承蔵。高橋酒造さんのご厚意により、駐車場をお借りしました。(ありがとうございます!)
そこから用意したバスに乗り、人吉駅へと向かいます。
10月25日だというのに、もうすぐ11月だというのに、この日も朝から気温は高く、(最高気温27度)参加者は一様に日陰を選んで歩きます。
バスは人吉駅に到着しました。 
最初の目的地は、鎌田醸造所さんです。こちらの工場長さんとは付き合いがあり、今回お世話になったのですが、工場見学をしていただき(社長さんも直々に)お茶も出していただき(60名分も)試食までさせていただきました。

釜田醸造所さんの人気ナンバーワンは「きくらげとわかめの佃煮」え?味噌や醤油じゃないの?と思った自分を説教したいぐらいに美味い!!
球磨川のほとりを歩きます。ボート部の高校生が部活の練習をしています。とてもきれいな空の下で、気持ちがよさそうでした。

豪雨を乗り越え、復興のシンボルとして、モダンなカフェのように変貌を遂げたHASSENBAに立ち寄り(写真を撮り忘れたことをこの場で謝罪いたします。ごめんね。)
人吉城の途中にある高台から眺める、人吉の街並みが美しいです。

「え??あの真ん中に写ってるのって人吉が生んだスーパースターじゃない?」
なんて冗談は無視して、我々は歩き続けます。

こちらは約25年前に発見された、相良藩の家老、相良清兵衛の屋敷地下です。
なぜ、地下にこんな空間を隠していたのか?真相はわかっていません。

397年前に作られた、国の重要文化財、老神神社に立ち寄り、

幽霊の掛け軸で有名な、永国寺に到着(幽霊の掛け軸は撮り忘れたわけじゃありません。怖くて撮れなかったんです・・・・・・・・)
最後は、”国宝”青井阿蘇神社をご覧いただき、皆さまとお別れしたいと思います。みんなー!また来てねー!

ハスの池に掛かった赤い橋を渡ると

立派な門がお出迎え

門をくぐると本殿

本殿横には神楽の鬼

本殿の奥には

何かがいます

多分昔も今も、モダンでカラフルハッピー神社