皆様おはようございます。本日は、年に一度の日帰りバスツアー。綺麗になった熊本駅、新幹線口に、真っ赤な2台の大型バスがデンと
と並んでおります。
向かう先は大分県。隣の県なのですが、遠いってイメージ、皆様ございませんか?それもそのはず、熊本と大分の間には、高速道路も(直通の)電車も(快速の)新幹線も、何もないのです。もしかして熊本と大分って仲が悪いんですか?いや待てよ、飛行機があるじゃないかと調べてみたところ、めでたく、ありませんでした。(直通は)大阪乗り継ぎ便でしたらございます。あしからず。
でも皆さま。落胆するにはまだ早い。バスがあるじゃないですか!お酒も飲めて、景色を 見ているだけで目的地まで連れて行ってくれる、夢の乗り物!🚌!
さ~皆様。出発の時間ですよー。バスは最初の休憩地点、菊池市泗水公園にある道の駅へと向かいます。車内では、ベテランバスガイドさんの、磨きのかかったトークがさく裂しております。菊池生まれの西郷隆盛から始まり、「九州には神話がたくさん残っています」から始まる天照大神(あまてらすおおみかみ)のお話。乗客のご婦人方を巻き込みながらボケます、語ります、そして歌います。クイズもあります。退屈することもなく、気づいたら、巨人が待っていました。
大分県にある、道の駅水辺の郷おおやまに到着しました。ヤマメや、牛豚猪鹿のお肉が焼かれております。ヤマメ食べたいです。そのあと牛串かな?という欲望を、必死に抑え込みます。だってこの後サッポロビール工場で、バーベキューが待っていますから。
欲望の先に待つは進撃の巨人ミュージアム。漫画の原画が、それも名シーンが、ずらりと並んでおります。巨人が人間を食べるという、少しグロテスクな漫画なのですが、女性や子供もキャッキャとはしゃぎながら、写真を撮りまくっておりました。ちなみにわたしも、写真を撮りまくったのですが、著作権というウォール・マリア(壁)に阻まれ、ここにアップロードできないことを、お詫びいたしたいとおもいます。
さぁ、やってまいりました。SAPPOROビール工場です。川沿いに立ち並ぶ、日田市の街並みを見渡せる、小高い丘の上、森に包まれたその工場にバスが到着です。バスから降りると11月の冷たい風が身に染みて、あぁ、札幌に来たんだなと、錯覚してしまうほど美味い出来立てのエビスビールを、今まさにわたくし、飲んでおります。雪がきれいだねって笑う君の笑顔のようにおいしい黒ラベル。夜、すすきの、点滅するネオンサインのように美しいバーベキュー。満足です。ありがとう、サッポロビール日田工場!
アルコールも入り、勢いがついた我々バスツアー御一行様は、最後の目的地、日田豆田町へと散策に出かけます。本日は日田天領祭りが開催されております。江戸時代の街並みがそのまま残された通り。白壁の蔵の前でやっている紙芝居。着物を着て熱心に見つめる子供たち。川沿いに竹灯籠を並べるはっぴを着た青年。日本髪の、町娘の下駄の音。どこからともなく笛の音が聞こえ、川沿いには風鈴がそよぎ、夜店、屋台、飛び交う外国語、ニーハオ、カムサハムニダ。ノスタルジーで、カオスな、日田のお祭りでした。
終わり。